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2008年12月10日水曜日

CFD事始 ⑧CFDはニッチ商品だ



CFDは世界中の株や原油や指数先物など、いろいろな原資産を投資対象にする場合が多いです。このため「CFD口座がひとつあれば、それで全ての投資ニーズが解決する」と早合点しがちです。

現実はそれほどカンタンではありません。
ちょっと話は脱線しますが、道具は目的に合った使い方をしないといけないのです。例えば女スパイが相手を倒す場合、色気で獲物をベッドルームまで誘い込んでおいて38口径で至近距離からズドンと殺るのが正しいやり方で、ライフル銃ではハンドバッグの中に隠せないわけです。
CFDはその商品設計上の理由から長期投資には向きません。
従ってCFDにはCFDに合った投資スタイルを援用すべきなのです。それではCFDに合った投資スタイルとは一体、何だ?という事になるわけですけど、単純な言い方をすればそれはデイトレです。これは統計的にも実証されていて、CFD発祥の地である英国の或る大手業者では顧客の25%がデイトレ専門であり、全顧客の平均ポジション保有日数は3日です。
先ほどの女スパイの例に戻れば、CFD取引で効果を挙げようと思えば、獲物に対して至近距離に接近しないと駄目なんです。この場合、至近距離とは相場を動かす「材料」です。それは雇用統計だろうが決算発表だろうが何でも良い訳です。でも長期投資の場合のように「日々の相場の上がり下がりには気を取られず、その企業の本来価値を買いにゆく」などと言っていたらCFD取引での成功は覚束きません。
このようにCFD取引は通常の株式投資とはまた別のニッチ商品であり、CFDで株式投資口座を「代用できる」という風には考えない方が無難です。
それではCFDというのは「不利な」商品なのでしょうか?
そんなことはありません。いや、それは「使い方による」と答えた方が正確です。CFDは売りからでも入れるので下げ相場でも平気です。またCFDはレバを効かせられるので普通の取引では鞘を抜けないような価格差でも大利食いになるケースもあります。
でも「バフェット流」とか「さわかみ流」とかの投資スタイルをCFDでやろうと思うと、それは38口径で200メートル先の標的を狙うようなピンボケな投資戦略になってしまうのです。


1 件のコメント:

island さんのコメント...

はじめまして。

CFDが短期取引向きというのは、全くそのとおりだと思います。
売りで入るにしても、下げの速さは早いですし。
ただFXと違い、すべての商品がドルに強く連動する訳ではないので、投資戦略のバリエーションが増えることがポイントだと思っています。

記事これからも楽しみにしています。

CFD取引でグローバル投資