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2009年1月19日月曜日

Uptown/Downtown 山の手のお嬢様/繁華街の姉御


普段このブログではいろんな銘柄に言及するので頭が混乱すると思います。
そこでおおまかに整理したいと思います。

基本、僕がこのブログで言及する銘柄は①普通に外国株を買える口座をひらいて、それらを買うやり方と、②CFD取引に適した銘柄の2種類です。

① 普通に外国株を買う
この場合、ロング・オンリー、つまり買い持ちの姿勢になります。投資期間は長期で考えています。だから1ヶ月とかの値動きは少々逆に行っても我慢するし、毎日相場を見て一喜一憂しません。

② CFD取引に適した銘柄をトレードする
この場合、売りから入る場合もあるし、買いから入る場合もあります。投資期間は基本、スキャルピング、つまりデイトレです。ザラ場で決着をつけることを基本とし、ロスカットの逆指値を常に用います。

ここで大事なことは②のグループには、下手をすれば倒産の憂き目に遭うような、やばい企業の株も含まれている点です。そのリスクを強調しておきたいです。

「そんな危ない銘柄をなぜ買うんだ!」と皆さんは思われるかも知れません。でも早とちりしないで下さい。僕が言っているのは「売り」から入る場合もあるし、状況によっては「買い」から入る場合もあるということです。つまりこれらの銘柄の値動きのクセの悪さ、むずかしい言葉で言えばボラティリティーをトレードに利用しているに過ぎないのです。

これは「良い企業を買う」という、我々が昔から慣れ親しんできた価値観とは相容れないものです。しかし、トレーディングの世界では必ずしも「良い企業」に拘泥する必要は無いのです。いや、むしろそれは考慮する必要のない、無意味な心配だとすら言えます。

これは分かりにくい発想かも知れないので、喩えで説明します。

大昔に僕が未だ大学生だった頃、合コンという「美風」がありました。(今でもやっていますか?)

合コンをセットする際にどの相手に狙いを定めるかはある種の属性に注目することで行われます。カンタンに言えば、「フェリスの女の子はお洒落だ」とか「津田塾の娘はどうせ一橋大学のカレが居るだろうから、駄目だ」とか、まあそんな事を考えるわけです。実際にはフェリスにだってお洒落じゃない娘は居るかもしれない(まあ、居ないだろうけど)し、一橋大学の学生と付き合っていない津田塾の娘も居るはずです。

でも我々がそういう風に先入観で決めてかかるのは、そういう風にパターンで物事を考えた方が便利だからに他なりません。

結婚を長期に渡るコミットメント(契り)だと理解すれば、①普通に外国株を買うというやり方はこのグループに属します。この場合、結婚相手はちゃんとした相手を選ばないといけないので、学歴がどうだとか、家柄がどうだとか、収入がどうだとか、いろいろ調べるわけです。これは株を買うときのファンダメンタルズ分析に或いは共通する点が多いかも知れません。

「無難さ」が若し重要な判断基準なのであれば、「山の手のお嬢様」風の銘柄に自然と辿り着いてしまうわけです。

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一方、「試験も終わったことだし、とにかく羽目を外したい」という軽いノリで合コンをセットする場合だってあるわけで、そういう場合は「楽しければ良い」という基準になるわけです。その場合、あまり「堅い」女子大は「かえって不都合」という風に判断されるかも知れません。②CFD取引に適した銘柄のグループは「繁華街の姉御」みたいな存在です。だから遊びと割り切る姿勢がたいせつで、損切りをサクサク実行する必要があります。それをいつまでも損切れずにいつの間にか「長期投資」にすり替えてしまうと災いを背負い込むことになるのです。

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