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2009年2月6日金曜日

ブンゲ(BG)


今日、第4四半期の決算カンファレンス・コールを受けてブンゲ(BG)の株が急騰しました。
決算自体は悪かったのですが会社側がカンファレンス・コールの中で「アグリビジネスは大底を打った」という底打ち宣言をしたのが好感された格好です。
中国、アルゼンチン、パラグアイなどにおける旱魃で穀物の価格は堅調に推移するだろうというコメントが聞かれました。また去年の穀物価格の急落局面では南アメリカの農家はそれほど打撃を受けていないというのがブンゲの考え方です。むしろ食品業者、輸送業者などの打撃が大きく、不良債権の多くはそちらで発生しているとのこと。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

関係ないんですけど・・・
GRO潰れませんか?

広瀬隆雄 さんのコメント...

yasuyukiさん

ご質問ありがとうございます。
GROは株主そっちのけで社内の権力抗争があった末、結局、CEOが辞めています。また経営のキー・メンバーもかなり抜けました。

ケネス・ファン(元CEO)は海外の投資家とのコミュニケーションのチャンネルだった人であり、また同社の長期ビジョンを決める人だったので彼が抜けてからはGROは糸が切れた凧みたいな状況になっています。

中国における遺伝子改良種子のビジネスの潜在市場そのものは大きいし、今年も中国は深刻な水不足ですからビジネス・チャンスはあります。ただそのチャンスを生かせる企業はGROではなさそうですね。