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2009年3月27日金曜日

ハイテク株はまだ駆ける! ベストバイは強気


アメリカの家電量販店の中で最も重要な企業であるベストバイ(BBY)が第4四半期(2月期)決算を発表しました。

売上高:147.2億ドル(コンセンサス148.2億ドル)
EPS:$1.61(コンセンサス$1.40)
FY2010年のガイダンス
売上高:465から485億ドル(コンセンサス480億ドル)
EPS:$2.50から$2.90(コンセンサス$2.47)

カンファレンス・コールでは次のような事が議論されました:

1・2月の売上高は予想以上に良かった。
収益性も良かった。
マーケット・シェアは1から2%ポイント増えた。
携帯の部門が改善している。
従業員の定着率が上昇している。(これはサービス向上に欠かせない尺度。)
設備投資は半減させた。(出店を抑えた。)
今年の既存店売上比較は0%から▼5%と見ている。(但し上半期の方が前年同期比較が悪い。)
SG&Aは例年なら9%成長させていたが今年は1%へ。

ライバルのサーキット・シティはデジタル液晶テレビに強かった。
だからサーキット・シティが倒産して、去年の11月頃に倒産セールをやるということが明白になったとき、デジタル液晶テレビが叩き売りされるに違いないと思ったので、在庫水準を思いきり低くした。
しかしサーキット・シティが倒産セールをやっている最中でもベストバイのマーケット・シェアは増え始めた。その結果としてデジタル液晶テレビは逆に深刻な在庫不足の状態になってしまった。
客足の観点からは12月、1月は来店客数が低水準だったが、逆に2月からは来店客数は増えている。
折角、来店客が増えたのに在庫が無いため成約率は下がってしまった
デジタル液晶テレビのメーカーは去年のクリスマス・シーズンがとても苦しいものになるとはじめからわかっていたし、商品のライフサイクルという点でも終わりに近くなっているから生産や輸出は早目に打ち切られた。つまり単に景気が悪いということに加えて倒産セールや商品サイクルなど特殊な事情が重なったのだ。
マイクロソフトの「ウインドウ7」の評判は上々だし、これが新しいイノベーションを生むと思う。

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