Sharesがツイッターで話題になっている

Sharesがツイッターで話題になっています。

Sharesとはブルー・マーリンという会社が運営している個人投資家支援サイトで、僕は「バリューライン」の日本版という風に勝手に決め付けています。

まあ、そう言ってもそもそも「バリューライン」自体を読者の皆さんは知らないと思うけど、早い話が企業の財務データなどを個人投資家にもわかりやすいようにデータを咀嚼、整理して提示してあるリサーチ・レポートなのです。

いまの若い人はセルサイドもバイサイドも「バリューライン」を（前世紀の遺物）くらいに馬鹿にしていますが、実は「こんな人までが！」という大御所になるほどバリューラインを片時も離さず愛用している、、、

その理由は過去１３年くらいまで遡ってひとつの企業をずっと追い続けデータを提示している点にあります。つまり景気のサイクルを通じて、その企業の業績や株価評価がどう変化したかという歴史的パースペクティブを得るのに極めて便利だからです。

ちょっと話が「バリューライン」の方にそれてしまいましたが、ブルー・マーリンのやっているSharesはツールとしてはある意味、「バリューライン」より数段、踏み込んだものです。

とりわけキャッシュフローの把握と、それを「企業の一生」の文脈の中でどう評価するか？という問題は結構、ややこしいし、今まではスッキリとしたカタチで提示しているレポートなど無かったと思います。Sharesではそれが美しいグラフィックスでクリック数回で出てくる。

今回、なぜBlogosphareでSharesが話題になっているかというのはブログにSharesでの分析結果をCopy & Pasteできるようになっているからです。（f1at_blogさん、heads upありがとうございます）

これは素晴らしいViral marketingになると思います。