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2009年5月17日日曜日

インドの選挙でコングレス党(国民会議派)が地すべり的大勝

土曜日のニュースですがインドの選挙で与党のコングレス党(国民会議派)が地すべり的な大勝を果たしました。

月曜日はインド株がラリーすると思います。

もともと今回の選挙の下馬評はコングレス党と野党のBJPは五分五分で、選挙の行方は混沌としているというものでした。得票結果が肉薄した場合、連合政権の組成に苦労するのではないか?という懸念を多くの投資家は抱いていたと思います。

いまこれを書いている時点ではそうした当初の予想に反してコングレス党を中心とするUPAが大体、250議席を獲得する見通しだと伝えられています。(過半数は273議席)

これだけコングレス党がリードしていれば、左派をUPAに取り込み、支援を仰ぐ必要はありません。ということはアメリカとの「原発協定」に反対したインド共産党(マルクス主義派)などの顔色をうかがう必要は無いのです。実際、今回の選挙ではインド共産党(マルクス主義派)は大幅に議席数を失い勢力の衰えを見せています。

海外投資家にしてみれば左派の凋落はコングレス党の勝利よりももっと心強い事かも知れません。なぜなら左派はインドの国際化、市場経済の促進などに頑強に抵抗しており、それがインドのビジネス・リスクだと外国企業に思われてきたからです。

インフラ系の株は急騰する可能性があります。それから工場立地に苦労してきたタタ・モータース(TTM)に対しても楽観的見方が広がるでしょう。

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