そこで主観の入る余地のない、絶対的な見地というのをひとつ紹介すると、それは過去に或る市場が到達した最高値から比べて、現在の位置がどうだ?という視点です。
この考えからするとロシアは今年に入ってパフォーマンスが良いと言いながらも、まだまだ全然ダメだということがわかります。(上の2番目のグラフ)
反面、ブラジルは過去最高値の77%近く失地回復が進んでいます。
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これとは直接関係しませんが、「日柄」という概念にも注意を払う必要があります。
つまり新興国でも高値をつけたタイミングには大きな差があるということです。
1番目のグラフは過去最高値をつけてから最安値に達するまでの期間を示したものです。
中国の上海総合指数は07年に高値をつけてからずっとダラダラ下げの期間が長かった分、日柄も長くなっています。
一般に日柄調整の長さは将来のエネルギーの「充電期間」の長さという風に解釈されます。
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