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2009年8月26日水曜日

オバマ大統領が議会の機先を制してバーナンキFRB議長を再指名

このビデオの最も大事な部分はオバマ大統領のスピーチの内容ではなく、オバマ大統領とベン・バーナンキFRB議長の服装です。

なぜノーネクタイのカジュアル・ウエアなのか?

それはオバマ大統領は正式にはマーサズ・ヴィンヤードで「休暇中」ということになっているからです。

もちろん、議員さんたちも休暇中です。

バーナンキ議長再指名に関して色々なノイズ(雑音)が喧しくなってきた折、9月からの議会の攻撃をかわす意味で今のタイミングで抜き打ち指名したというわけ。

このへんのきめの細かさはオバマ大統領は超一流です。

なお誤解している人が多いので言葉を足しておくと、今日はあくまでもオバマ大統領の考えがnomination(=候補に推す)という形で示されただけに過ぎません。これから上院の承認を得ないといけないのです。オバマ大統領が他のポストでノミネートした候補者はすんなり議会がOKしなかったケースが続出しています。その意味ではオバマ大統領の人事は「難産型」が多いと言えるでしょう。

米国の議会はバーナンキ議長の仕事ぶりに満足していません。従って上院の承認も難航が予想されます。

だからこそ万全を期すためにオバマ大統領は今回、バーナンキ議長とお揃いでノーネクタイで登場し、「連帯」をアピールしたのです。

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