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ミケランジェロ・アントニオーニ監督の『太陽はひとりぼっち(L'Eclisse)』。
ローマ(だとおもいます)のボルサ(取引所)の様子が延々10分くらい続きます。
兎に角、うるさい。
この『太陽はひとりぼっち』は、所謂、芸術映画で、こういう喧噪なシーンが続いたかと思うと「DVDプレーヤーが壊れたかしら?」と思うくらい、無音の状態が続いたりします。
27秒くらいから登場するカッコイイ証券ブローカーは若き日のアラン・ドロン。
この証券ブローカーのおんなともだちヴィットリア(9分過ぎくらいに登場するブロンドの女性)の役をけだるい美しさのモニカ・ヴィッティが演じています。
ドロン扮する証券ブローカーの顧客の女性投資家(1分30秒あたりで登場)はヴィットリアのお母様。
このお母様がなかなか面白いキャラで、取引所のいつもの場所に陣取ると塩(だとおもうのですけど、どうでしょう?)を撒いたり、十字架を切って願をかけたり、損が増えたら場立ちのメモ帳を取引ポストに向かって投げつけるなど、悪態をつきます。
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