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2009年10月8日木曜日

ここにも不況の影が、、、シャネルのスプリング・コレクション



(写真の出典は全てニューヨーク・タイムズ)
株のブログにファッション・ショーの話題もなんですが、ニューヨーク・タイムズのファッション記者、キャシー・ホーリンのパリコレの記事には「うーん」と考えさせるものがありましたので記事にします。
先日のシャネルのショーでは上の写真に見られるように「田舎」をテーマにした作品が発表されました。デザイナーはカール・ラガーフェルドで、彼は子供の時代をドイツのハンブルグ近郊の田舎で過ごしたそうです。コレクションのテーマはドイツではなく、「マリー・アントワネットの納屋」にヒントを得ているそうです。
これはキャシー・ホーリンの記事でも指摘されている通り、このところの不況が小売業界をグラマラスでゴージャスなファッションから、よりベーシックで冒険の少ないものへとシフトせざるを得なくなっていることの表れであると言えます。
The dismal fact is, fashion is slowly losing its connection to traditional skills.
(暗い事実として、ファッションは徐々に伝統的名人芸との結び付きを失いつつあるのだ。)
つまりそこらへんの既製服と大して変わらない、標準化されたスタイルに押し流されているということですね。


1 件のコメント:

kackie さんのコメント...

日本ではベルサーチが年末で撤退になったそうです。ラグジュアルブランドは方向転換の時期でしょうか