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2009年10月7日水曜日

ブルームバーグに「やくざ版証券外務員試験」に関する記事が出ました

日本語訳のページを探そうと思ったけど、、、、日本語には翻訳されなかったのかな?
記事を書いたウイリアム・プレセックという人は、確か昔、『バロンズ』のライターだった人。

急いで抄訳すると、、、

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(以下ブルームバーグ英語版より引用)

日本の地下社会で起こっていることをみれば、正規の経済で起こっていることが良く理解できる。

日本経済の成長が鈍化し、デフレが悪化するにつれてやくざの世界も厳しくなってきている。それにしても最近のやくざは仕事の必要上、「証券外務員試験のやくざ版」ともいえる資格試験の受験勉強をしているというのは奇異な話である。

これが単純に遵法に関する問題だと思うのなら、よく考えた方がいい。これは日本経済が如何に不調かということの証左であり、不況が長引くだろうことの予兆なのだ。そういうと日本復活論を唱える向きには意外かもしれない。でもやくざの置かれている境遇をちょっと紹介しよう。

やくざが試験勉強に励むという姿はちょっと想像しにくい。彼らが債権を取り立てていないときや、店主をカツ上げしたり、売春組織を監督したり、株式市場を操縦していないときは、山口組のメンバーは受験勉強にいそしんでいる。

信じられない?でも現実として最近のやくざは景気が悪く、デフレをしのぐために以前より勤勉に働かないと喰えなくなりつつある。そこで教育を強化しているのだ。このコラムは彼らに同情する意味で書いているのではなく、やくざが彼らの資格試験の勉強をしはじめたということは将来にとって悪い兆しだということを指摘したいだけだ。

ブロガーであり、「トーキョー・ボイス」という新著の著者であるジェーン・アデルスティーンによると「やくざは日本のバロメーターよ。」

「やくざの人たちがカツカツになっているということは、日本そのものがスランプに陥っていることの証です。」

(中略)

先月、毎日新聞がある記事を載せた。
それによると警察がやくざの取り締まりをした際に、「やくざの外務員試験」の存在をつきとめた。2008年に組織犯罪に関する法律が日本で改正されたのを受けてやくざ社会は試験を導入したのだ。試験範囲は電話による詐欺から産業廃棄物、自動車の盗難、証券法など、広範にわたっている。

(後略)

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アメリカの投資コミュニティーで今日、チョッと話題になったので、紹介しました。

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