「ダーク・プール」にシェアを奪われているNYSE

今日のニューヨーク・タイムズにニューヨーク証券取引所がシェアを奪われていることに関する記事が載りました。

シェアを奪っているのは「ダーク・プール（影の流動性）」と呼ばれる、機関投資家間の私設電子取引市場です。

記事によればこんにちアメリカで取引されている株のうちNYSEで執行されているものは全体の３６％に過ぎず、これは４年前の７５％から比べると大きな落ち込みです。

このような競争の出現は競争原理の導入で執行の値段やコストを改善し、結果として個人投資家や機関投資家にとってプラスになったと評する専門家も居ますし、Hi－Fiトレーディングのように特別なソフトウエアを持った一部のトレーダーが有利なマーケットになっていると考える市場参加者も居ます。