今日ベトナム市場がざらば▼3.7%の急落を演じました。
理由は2つあります。
一つ目は今日、1月から10月までの銀行融資残高が発表され、前年比+33.3%だったという点です。ベトナム政府は銀行融資の成長率を+30%以内に収めたいという意向をかねてから表明しており、年末にかけて融資抑制の指導が出るのではとの懸念が生じました。なお銀行融資の多くは不動産投機や株式市場に直行しています。
二つ目の理由はお米です。今年はインドが干ばつでお米の収穫が激減すると予想され、インド政府は積極的にお米の輸入を画策するとともに輸入米に対して課していた70%の課税を撤廃しました。ベトナムは豊作であり、その意味では輸出を通じて恩恵を蒙りますが、余りにもインドの輸入量が多い場合、市況が高騰することも考えられます。お米の価格の急騰が去年のベトナム市場が来る日も来る日も下げ続けた主因であったことを考えると投資家の不安もむべなるかな。
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