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2008年8月23日土曜日

いよいよ来週から大統領選挙が話題の中心になります


月曜日からデンバーで民主党の党大会が開催されます。これに先立ってバラク・オバマ候補は外交面でとりわけ実績のある、ジョー・バイデンを副大統領候補に指名しました。
過去の米国大統領選挙のあった年の株式市場の成績を見ると、1950年以降、6月に買って、12月まで持っていたと仮定した場合の勝率は
13勝1敗
です(イェール・ハーシュ、「ストック・トレーダーズ・アルマナック」)。
つまり大統領選挙の年の下半期は相場は高い!。
但し、9月は例年、1年でいちばん相場が下げやすい月なので、9月を外して10月から出動したいと思います。
なお、上の表に両候補の税制面での公約ならびにアドバイザーのリストを掲げておきました。これは僕の印象ですが、一般大衆ウケするのはバラク・オバマ候補のアドバイザー達ですね。マッケインのアドバイザーはピーター・ピーターセンを除けば「議員仲間」のお友達グループの範疇を出ていないし、明らかにスター・パワーに欠けています。それと気になるのは最近のサブプライム問題や、一昔前のエンロン事件の原因を作った議員立法を起草した、フィル・グラムや、しばしば共同して法案の起草に当たるウォーレン・ラドマンなどの名前が連なっている点です。
まあ、一般大衆は彼らの「功罪」については知識ゼロでしょうから、関係ないとは思うけど、、、

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

バロンズにもありましたが、ウォール街はオバマに対して中立なんですか?もっと批判的であっても良いと思うのですが。。。ウォール街も大分疲弊しているのでしょうか

広瀬隆雄 さんのコメント...

kevinさん

コメントありがとうございます。
kevinさんご指摘の通り、『バロンズ』はオバマ候補の税制構想に警鐘を鳴らしていましたね。

オバマ候補の考え方はどちらかと言えば「ポピュリスト」的な所得再分配を目指しており、これはウォール街は嫌うでしょうね。

米国株ですが、僕の考え方はこうです。

8月下旬から9月は相場が安い。
10月からは積極的に買いに入ってよい。

来年は、、、たぶん駄目。

広瀬隆雄 さんのコメント...

つづき、、、

この「来年はたぶん駄目」という部分をチョッと説明します。

先ず米国では共和党の大統領が2期続いた場合(今回はこのケースですけど)、次は民主党の大統領候補が勝つケースが多いです。

このジンクスからだけで判断するとマッケイン候補には悪いけど、、、オバマが勝つ確率の方が高いんです。

さて、そういう風に大統領の出身政党が交代した場合の過去の株式市場のパフォーマンスを見ると、選挙後の2年間は相当、苦しいんです。

だから若しオバマになったら、来年、再来年の米国株は愚図愚図した展開になる危険性もあります。

広瀬隆雄 さんのコメント...

つづき、、、

で、僕は「それはそれで構わない」と考えています。

もとよりアメリカのマーケットそのものを買う気はさらさらないからです。

あくまでも個別株の物色、、、もっと言えば「ニフティー・フィフティー」のようなマーケットが来ると予想しているからです。