『いちカイきゃすと』(8月28日)の投稿に関連するグラフを上に掲げておきます。
アメリカに住んでいる身として実感するのは、今回の米国の景気減速は2001年の景気後退とも違うし、1990年代の日本のバブル崩壊時のリセッションとも違うということです。
2001年の米国の景気減速局面では耐久財受注が前年同期比で瞬間、▼25%以上も下落しました。
水曜日発表のコア耐久財受注は前年同期比で+8.4%です。
米国の過去100年のGDP成長率は平均すると約3%だと言われています。
木曜日発表のGDP成長率は+3.3%ですから、米国経済は過去100年の平均より早く成長していることになります。もちろん、この数字は特殊要因に助けられていますから、信用なりません。でもそれを差し引いて考えても、「アメリカ経済のすべてがボロボロ」という形容は実態を正確に捉えていないと思います。
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