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2008年9月12日金曜日

操舵機能を喪失したリーマン・ブラザーズ


昨日、「重要な戦略プラン」を発表したリーマン・ブラザーズですが、その内容が拍子抜けするような生ぬるいものだったため、同社株は今日、ザラ場で▼40%も下げています。

一体、この時点でリーマンを救うために何が出来るのか?、、、

その答えは僕にはわかりません。でもここに至るまでに幾らでも処置を講ずるチャンスはありました。例えばメリルがやったようなエクイティー・イシューをリーマンもやっておけば、死線を彷徨う展開にはならなかったのに、、、。

改めて「投資銀行業というのはタイミングが全てだ」との感を強くしました。

いまのリーマンは喩えると魚雷攻撃で操舵機能を喪失した、「戦艦ビスマルクの最後」みたいな様相を呈してきています。

たぶん、最終的に命取りになったのは同社の商業不動産ポートフォリオだと思うのですが、その中身は欧州の物件が多いそうです。これから欧州の金融機関は極めて厳しい状況になると思います。

バンコ・ビルバオ・ビスカヤ(BBV)でもショートするか?。

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