リーマン・ブラザーズ(ティッカー:LEH)の倒産で月曜日のニューヨーク市場は神経質な展開になると考えられますが、それの機先を制する格好で、FEDはプライマリー・ディーラーへの信用供与の便宜を拡大し、株式を含む広範な証券を「持ち込んでいいよ」と宣言しました。
以前は財務省証券、ファニーメイ、フレディマック債、トリプルAの住宅抵当証券などだけが短期の資金用立ての担保として持ち込み可能と規定されていました。
それがおよそ証券会社の店内にある券面ならば、「株だろうと、何だろうと、どんどん持って来い。どしどし貸すぞ!」と言っているのです。
これは大きいです。
例えるならば、東京オリンピックの後の証券不況のとき、山一證券に対して日銀が行った、無期限、無担保の「特融」に匹敵する決断です。
これでモルガン・スタンレー(ティッカー:MS)やゴールドマン・サックス(GS)にショートを仕掛けることは事実上、不可能になったと言えます。
10 件のコメント:
さすがはアメリカというか,次々と手を打ってきますね.
日本も見習ってほしいです...
来週一週間の相場がちょっと楽しみになってきました.
kaiさん
コメントありがとうございます。
そうですね。今週は荒れると思うので慎重に対処したいと思います。
教えてください。リーマンを6ドルあたりで淡い期待を抱きつつ少し購入したのですが、救済かなわず破綻してしまいました。
米国株の場合、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請すると今後どのようになるのでしょうか?
続きです。
一定期間取引された後紙くず(0ドル)になるのでしょうか?それとも即紙くずになるのでしょうか?
サブプラ金融問題が終わった後は、結局景気動向に左右されると思います。
「破綻は買い」とおっしゃるのも気持ちはわかります。でも短期トレードなら可能性はあるかもですが、趨勢はやはり世界景気がどうなるかにかかっているかと。(鉄が余っているのに景気がいい訳無いと思うんですが・・・)
ある出来事によるアクションと投資時間軸とがごちゃまぜになってはいけないと思います。
ちなみに、1997年山一證券が自主廃業を決めた時、目先の底を打つには1年ほどかかっていますし、その後の大底は2003年で1997年秋の日経平均からさらに約半値にまでなっています。
大勢に逆らっては勝てないと思います。
1997年と2003年の間にはITバブルという大相場があったのは忘れてはならないと思います。
バークレイズと同じなら今日買いなんでしょうが、この前のFNM、FREの救済策が出ても金融株が安値更新し続けてるのは気になりますよね。
FRB の対応を踏み上げさんは前向きに受け止めてますが、市場の受け止め方は、「そこまでしないと駄目なのか・・・」だと思います。
少なくとも、リーマン倒産でどこがどれだけダメージを負ったのかある程度見えてこないと、新規の買い手は入ってこないのではないでしょうか?
リーマン買いさん
ご質問ありがとうございます。
たぶん今日は未だリーマンの株は取引されると思います。(自信はありませんが。)
株式の保有者は倒産となると立場がすごく弱いので、待っていても何も貰えないと思います。
僕なら場でぶん投げます。
アドバイスありがとうございます。
ぶん投げようと注文しましたがなぜか注文が成立しなかったので紙切れ同然なのでそのままにしています。
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