それにしても凄いボラティリティーです。
今日はザラ場、ヘッジファンドのシタデルが危ないという話が出て昼過ぎから総投げになりました。
先週同様、普段ならマイルドな値動きに終始する、マクドナルド(MCD)とかマイクロソフト(MSFT)などの「退屈な」銘柄にも怒涛のような投げが出ています。
兎に角、手っ取り早くキャッシング出来る銘柄からバサバサ切ってゆく、、、そんな感じの売られ方です。僕は20年前からアメリカのマーケットをリアルタイムでほぼ毎日見ていますけど、まるで熱したナイフでバターを切るようにビットがどんどんなぎ倒される様子というのは怖いのを通り越して快感ですらあります。
これだけボラがあれば日計りでも十分な値幅が取れますね。
9 件のコメント:
昨夜はニューヨーク連銀製造業景気指数が予想よりかなり悪かったことをきっかけに、金融危機から実体経済への不安が増大し売られた、とされているのですが、たとえばS&P500の来期の予想EPSは実際にどれくらい下がると見込まれているのでしょうか?
ヤフーファイナンス等で個別銘柄の予想EPSは簡単に見られますが、インデックスのEPSを調べられるサイトなどはあるでしょうか?
しかしマーケットの懸念材料はどんどん交代していきますね。少し前まではインフレが悪役だったのに、それが収まったら信用収縮・金融危機、そして実態経済…
実体経済の景気後退はすでにかなり織り込んでいるのかと思うのですが。
mmさん
コメントありがとうございます。
コンセンサス予想はチョッと笑っちゃうくらい修正が遅れていますね。
いまアメリカは決算たけなわですので、会社側から出てくるガイダンスを見てアナリストも数字をさげてくると思います。
いまブルームバーグとかで世界のPERを調べるとメチャクチャ安くなっていますけど、これはほぼ確実に騙しだと思っています。その理由のひとつはこれらのEPS予想はオペレーティングEPS(=営業ベース)であり特別アイテム(焦げ付きの償却など)が入っていないということ、それから石油会社などのコモディティー価格に比較的敏感な企業のEPSの修正がまだまだ遅れてしまっているということなどによります。
来年の夏くらいに2008年のPERを振り返ってみたら、逆に結構高かったなんてことになるのではないでしょうか?
では、これからまだまだ下がっていくと考えた方がいいでしょうか?
haorさん
ご質問ありがとうございます。
それは良く分かりません。
でも確実なことはPERは逆に上がる(マーケットが上がろうと、下がろうと)ということです。
これをベア型マルチプル・エクスパンション(=弱気相場局面でのPERの拡大)といいます。
2002年あたりの相場の底の辺りでも確か平均PERは14倍程度あったということでしたよね?
そのときの状況って、EPSが大幅に減少または赤字となった企業が平均PERを引き上げているはずですから、まともな利益を確実にだしていた企業の株のPERは、皮肉なことに14倍よりずっと低かったのでしょうか?
たとえば現在、CMEDなどの利益見通しはかなり固いと思うのですが、今年のPERで14倍割れをしていると思います。これは安いと考えていましたが、上のような考えではもっと下がってもおかしくないということになりそうですね?
どの銘柄を見ても安く見えますね。
ご回答ありがとうございます。
コンセンサス予想の修正が遅れているということでしたので、もし、株価というものがコンセンサス予想に大きく影響されるのであれば、これから下がるということなのかと思いました。
一方、元記事のニュアンスとしては、EPS予想なんかに関わりなく投げ売られているということでしょうから、それがこれからガイダンスを見て修正されても株価に影響ないのかもとも思いますが。
でもやっぱり下方修正されたら目先はさらに落ちそう。。。
僕の彼女のボラティリティーよりはまし。
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