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2008年12月2日火曜日

CFD事始 ⑦結局、原資産をどう料理するかが勝負じゃないの?(その2)


ここに掲げた銘柄はそのサンプルだと思ってください。いずれもアメリカのヘッジファンドが値幅取りに使う典型的な銘柄です。このへんあたりから練習すると良いと思います。

売りから入ることを早く体得する
いまの相場環境では「買い」から入るやり方しか知らない投資家は極めて不利な立場に立たされます。売りから入るやり方を早くマスターして下さい。これがCFD取引をやる大きなアドバンテージでもあるわけですからそれを使わない手はありません。毎日、白紙の状態、自然体の状態で相場に臨み、「今日は安いな」と思えば売れば良いんだし、「今日は高いな」と思えば買えばいいんです。先入観を排し、流れに付いてください。


ストップ・ロス
ストップ・ロスは必ず用いて下さい。あなたの実行しようとするCFD取引のレバレッジや原資産のボラティリティーにもよりますが例えば買値から2%下のところにストップ・ロスを用いるところからはじめてみましょう。

利食い目標
一番大事なことはギャランティード・ストップ・ロス注文を受けないCFD業者を使う場合はオーバーナイトのポジションを持つことを極力避けることです。取引ならびに価格の非断続性はあらゆる新しいリスクを投資判断に持ち込むことになります。オーバーナイトすることで予見できないリスク要素を背負い込むよりは「シングル・ヒット」に徹して下さい。当初の利食い目標はストップ・ロスの2倍(つまり買値から2%下のところにストップ・ロスの指値を用いたのであれば4%の利食いになれば売ってよい)くらいが良いでしょう。そこで粘りたい場合はすかさずストップ・ロスの指値を切り上げ、リセットして下さい。その日のトレードがどんなに上手く行っても、大引け前には手仕舞い売りすることを薦めます。

いかに負けを小さくするか
CFD取引のデイ・トレーディングでは取引コストは重要なファクターではありません。ですから何回でも取引して良いのです。リズム良く相場に乗れなければすぐロス・カットして仕切り直してください。いかに負けを早く切り上げるか?が鍵になります。またストップ・ロス注文を出し忘れたり、オーバーナイトでポジションを持ち越すことは大きな損失を蒙る一番の原因です。


最後に強調しますがFX取引では市場は閉まりません。だからストップ・ロス注文を出しておけばストップ・ロスの指値と、それによって出来上がってくる出来値には大きな隔たりは無いのです。しかし株式CFD取引では場が引けて翌日市場が再開するまでに株価水準が大幅に変わることは毎日のようにあります。だからストップ・ロス注文がとんでもない値段で執行されるリスクは極めて大きいのです。

宵越しのポジション、厳禁。

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