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2008年12月24日水曜日

ストライカー(SYK)




医療機器メーカー、ストライカー(ティッカー:SYK)を紹介します。
同社は2つの分野で展開していてひとつは整形外科分野で総売り上げの6割がここから来ています。
具体的には人工関節とか人口脊髄、人口骨盤などを作っています。
残りの4割は手術室で使われる道具や備品を作っています。たとえばストレッチャー、つまり救急車の担架とか分娩室のベッドとか手術のためのパワーツールとかを作っています。
過去10年の年平均売上成長率は19%、キャッシュフロー成長率は24%、EPS成長率は23%でした。

上のグラフはストライカーの一株当り利益とキャッシュフローのグラフです。とても美しいですね。
同社のビジネスは全ての商品分野で好調です。これは同社の製品は殆んどの場合、保険の払い戻しの対象になっているし外科手術は待ったなしのケースが大半で、景気が悪いから後回しにするとかできないからです。
唯一懸念点としては病院が設備投資のペースを落とすリスクというのが存在するくらいです。実際、それが理由でつい先日、会社側は業績ガイダンスを少し下方修正しました。
最近の株式市場でのパフォーマンスを見ると医療機器のメーカーは最近他のセクターに比べると相対的なパフォーマンスが良いです。そのことは景気に対する人々の考え方が変わると人気が離散するリスクがあるということを示しています。

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