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2008年12月24日水曜日

ロッキード・マーチン(LMT)


ロッキード・マーチン(ティッカーLMT)を紹介します。

同社は所謂、防衛産業に属する銘柄です。なぜ防衛関連の株に言及するか?と言えば、それは防衛関連の会社は不況に強いからです。事実、ドットコム・バブルが弾けた後の不況のときも防衛産業の株は騰がりました。今回もそうなると思います。それとファンダメンタルズの内容がとても良い事も理由です。

上のグラフはロッキードマーチンの一株当り利益(青)と一株当りキャッシュフローのグラフです。とてもきれいに伸びています。

ロッキードマーチンはエレクトロニクス、航空、IT、ミサイルなどを作っています。主力製品はF16、F22、C130などです。

とりわけ注目されるのは次世代共同攻撃戦闘機であるF35だと思います。この戦闘機は大変汎用性があり、現在使われている8種類の戦闘機などをこれひとつで代用するというプログラムです。また空軍、海軍、海兵隊などこれまで独自に戦闘機を開発していたのを改め、これひとつで全部の作戦目的に対応できるという極めて経済的なプロジェクトなのです。アメリカ以外の14カ国がF35のプログラムに加わっており、顧客は世界に広がっています。

軍用機というのは一回開発すると15年から20年くらい商品のライフサイクルがあります。このF35は売上見込みが3000億ドルとも試算されており、今後長期に渡ってロッキードのキャッシュカウ、日本語で言えばドル箱商品になると思われます。

防衛株の問題点としては米国の国防予算がサブプライム問題の処理のため圧迫を受けるという点です。予算が不足して、防衛費がカットされるリスクもあります。また学校株同様、景気が上向けば投資家の人気は他へ移ってしまいます。ソノ点に気をつけてください。

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