上のチャートは米国のトレジャリー・ボンド(30年債)です。
三尊天井が形成されたようなチャートつきになっています。
トレジャリー・ボンドが売られはじめた理由は「バッドバング」論議が熱を帯びてきたからです。
「バッドバンク」が設立され、さらに「焦げ付き保険」を政府が提供するようになるとこれまで銀行が抱えてきたモヤモヤした不透明感やリスクが政府にトランスファー(移転)されます。
すると政府のバランスシートの信頼性は急速に損なわれる危険性があるのです。
逆の見方をすればそういう厄介な問題を全部政府に尻拭いしてもらった銀行の方としては急にラクになるのです。
或る時点で銀行株に強烈なラリーが来る可能性があります。
ただ前にも書いたとおり銀行は国有化と紙一重のところで踏ん張っており、若し国有化ということになった銀行の株は急落するリスクもあります。
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