「米国の金融業界における賃金と人的資源:1909-2006」(著者:トーマス・フィリポン、エリエル・リシェフ)と題された論文がニューヨーク・タイムズやFTアルファヴィルでとりあげられ、話題になっています。
一番上のグラフは金融サービス業の賃金が他の産業の賃金よりどのくらい高くなっていたかを示すものです。1929年の大暴落の後に金融サービスの賃金が激減している点が目をひきます。
真ん中のグラフは金融業における規制緩和と金融サービス業の賃金を比べたものです。1930年代は2度にわたって米国の証券取引法が改正され、規制が厳しくなりました。(緑の線が下がっている部分です。)規制がきつくなると金融サービス業のお給料の水準も下がりました。
最後はIPOとデフォルトの相関性を示したグラフです。IPOブームの後にデフォルトが増えることがわかります。
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