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2009年1月28日水曜日

なぜゴールドそのものより金鉱株の方が面白いのか?


上のチャートはゴールドコープ(GG)のプレゼン資料です。過去3年間、金鉱株(棒グラフ)のチャートはゴールドそのもの(黄色)に大体連動していました。その相関性が去年の夏くらいから断ち切られています。
この理由については:
1.一部の産金会社はゴールドとともに銅も混じって産出しており、銅の価格の急落(ゴールドよりずっと下げ幅が大きかったです)を嫌気されている
2.去年の前半、世界がインフレ的なムードに包まれている期間のことだけど、産金会社各社の業績は思わぬコストの上昇で思ったより良くありませんでした。それで「金鉱株を買うのは割に合わないな」という意識が投資家の間に定着した観がある、、、
という2点が指摘できます。
でも今は鉄鋼とかディーゼルとか天然ゴムなど、およそゴールドの生産に関係してくるコモディティーの価格全てが沈静化しましたので、去年のような操業上のインフレ・プレッシャーはありません。

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