FXオンラインというFX業者が去年英国のIGグループに買収されました。
このディールに僕がとりわけ注目していた理由はIGグループは世界で3指に入るCFDのディーラーだからです。また「Pure Deal」というトレーディング・プラットフォームを使っていて、知人から「あれはいいよ」と聞いていたので(僕自身は使ったことはありません)気になっていたわけ。
これまでFXオンラインが日本でどういうシステムを使ってきたのかは僕は不勉強にして知りません。でもこの合併に伴い、システムの移行が準備され、今週(?)からFX取引に関しては「Pure Deal」が使用可能になったというわけ。
「Pure Deal」に僕が注目する最大の理由は「ギャランティー・ストップロス・オーダー」を発注することが出来る点にあります。(FXオンラインでは「ギャランティー・ストップ機能」と呼んでいるようですが)
「ギャランティー・ストップロス・オーダー」は実はFX取引に際しては余り重要な機能ではありません。その理由は外為市場はシームレスに24時間継続されるからです。従ってロスカットの指値を用いておけば、その指値を「すっとばして」自分の思いもよらぬひどい値段で約定するリスクはほぼゼロに等しいです。 (=つまりFXでは「不必要な保険」なのです。)
しかしCFD取引ではギャランティー・ストップロス・オーダーは極めて利用価値があります。いや、CFD取引のトレーディング戦略そのものを根本的に変えるくらい重要だとすら言えます。
株式CFDや株価指数CFDの場合は自分が投資する証券の上場されている取引所の立会いが終了し、次の日までの間に大きなニュースが出れば翌日のマーケットはギャップ・アップないしギャップ・ダウンします。大体、殆んどの初心者のCFD投資家がこのギャップ・オープンというリスク・ファクターを理解せず「退場」させられる羽目に陥るのです。むずかしい言葉で言えばこの「市場の非連続性」こそがCFD取引を実際に行う際の最も気をつけないといけないリスクです。
話をFXオンラインに戻すと現在は(たぶん)順番に新サービスをロールアウトしているところだと思うのでとりあえずFXで「ギャランティー・ストップ機能」が可能になっていますが、次はいよいよCFD取引のサービスが始まるのだと思います。
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