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2009年2月12日木曜日

ゴールドだけが と も だ ち



今年に入ってから日本でも「政府紙幣」の発行論議が出ていますけど、ガイジンの目から見ればこれは円をトークダウンするにはとても効き目のある脅しですね。
「政府紙幣」の発行は通貨のインテグリティー(真正性)を毀損するには最もてっとりばやい方法であり、通貨安を演出するにはベストのやり方だと思います。これまで世界の大半の国が自国通貨の切り下げ政策に走る中で、ひとり超然としていた日本がついにこのチキン・ゲームに参加するに至って、ゴールドの方向性はハッキリ決まったと言えます。
さて、ゴールドが$1000を目指すのであればゴールドETFを買うより断然、金鉱株の方が割安です。
しかも金鉱株の中でも含みが膨大にあって、なおかつ損益分岐点の高い、つまり採掘コストの高い業者の株が人気化する局面だと思います。(なぜならゴールドが$1000ドルになるのなら、採掘コストが$350だろうが$400だろうが、その差は重要でなくなるため。)
理詰めで考えれば南アフリカの産金大手が「ど真ん中の直球」になるわけだけど、今日の株価はまさしくその理屈通りの動きでした。
含みに注目するのならゴールド・フィールズ(GFI)がいちばん。あとアングロゴールド・アシャンティ(AU)も妙味だと思います。ハーモニー(HMY)は余りにも仕手っぽ過ぎるので僕は躊躇してしまいますが、たぶんそんなことはお構いなしにこれも人気化するでしょうね。

1 件のコメント:

フラウボウ さんのコメント...

いよいよゴールドは出動でしょうか。
あとは押し目を待つだけですね。