☆ ☆ ☆

2009年2月12日木曜日

主要産金会社の確認埋蔵量


このグラフは各社のゴールドの埋蔵量を示しています。バリック(ABX)が一番ですね。その次にニューモント(NEM)とゴールドフィールズ(GFI)がほぼ横一線で並んでいます。いま株式市場で人気の高いキンロス(KGC)とゴールドコープ(GG)は実は確認埋蔵量では余り大きくありません。

今後、ゴールドの価格がもしどんどん騰がるような局面では、とにかく総額としての確認埋蔵量が大きい銘柄を中心に物事を考える必要があります。なぜなら確認埋蔵量が大きい会社ほど「含み」の増加幅が大きくなるからです。

ところで日本の住友金属の菱刈鉱山は大体8.8(百万オンス)程度だと思います。(間違っていたら、ご指摘下さい。)つまりDRDゴールドとほぼ同じだという事です。住友金属の総売上に占める金の割合は2割程度で銅、ニッケルが主な商品です。 つまり住金の場合、銅やニッケルの動向に業績が左右される部分が大きすぎるので、ゴールドをプレイする意図で買うには「雑音」が多すぎる気がします。

同じく良く質問を受ける中国のツージン(zijin)・マイニング(コード2899)は見る資料によって数字が全然違うので戸惑うのですけど大体、16~22.3(百万オンス)程度の埋蔵量です。ジャオジン(zhaojin)マイニング(コード1818)はツージンの6分の1くらいの規模です。 これらの数字もハッキリ言って余り正確性に自信はありません。

なお上のグラフに引用した数字は全てSECに報告されている監査を受けた数字です。

1 件のコメント:

toms2121 さんのコメント...

いつも貴重な情報ありがとうございます。

http://www.smm.co.jp/ir/pdf/
080925annualreport.pdf

 住友金属鉱山の埋蔵量については、毎期アニュアルレポートに開示されています。

 上記の26ページです。ただ掘っても掘っても、毎年埋蔵量が変わっていない感じです。

 また旧金属探鉱事業団から引継ぎ、商業探鉱に入った探鉱結果のIRも数年出ていません(苦笑)

 ドンドン新鉱脈が見つかっているということなんでしょうか^^;