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2009年2月17日火曜日

シリーズ 良く分かる金融危機




ムーディーズが東欧の通貨に対して警鐘を発しました。これを受けてドイツの銀行株などがプレッシャーを受けています。

東欧諸国は政府の借り入れは兎も角、民間の借り入れが外国金融機関に依存する比率が極めて高いです。だからソブリン(=政府)のレベルだけを見ていてもその危うさは理解できません。

東欧の通貨が急落するとそれらの小口の借り入れは軒並みデフォルトすると予想されます。西欧の銀行の多くは東欧に競って進出したのでかなり融資残があります。(イタリアのウニクレディットなどが一番積極的でした。)

東欧通貨へのプレッシャーは当然、ロシアのルーブルにも波及すると思います。ルーブルには投機筋のアタック(売り崩し)の試みがなされると予想されます。

ともかくヨーロッパはオモチャ箱をひっくり返したような状態になっていることをアタマに入れておいてください。

3 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

東欧の通貨ってユーロじゃなかったのですか?
てっきりユーロ安とばかり・・・
東欧ってまだユーロに統合してない国があるのですね
ロシアは別物ですが・・・

広瀬隆雄 さんのコメント...

Michioさん
コメントありがとうございます。
むずかしいですよね、東欧のお金の話は(笑)。

ポーランドはズウォティ(スペル?)で2012年くらいにユーロに移行する計画のはず。

チェコはコルナでこれも2012年がユーロ移行の目標となっています。

ハンガリーはフォリント。ルーマニアはレウ(若しくはレイ)。クロアチアはクーナ。スロバキアはコルナ。ウクライナはグリヴナ(スペル?)、、、、

Unknown さんのコメント...

踏み上げ太郎さん

ありがとうございます
本当に太郎さんはよくご存知ですね
いろいろ勉強させてもらってます