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2009年3月16日月曜日

就業形態の未来

アメリカでは就業人口の半分以上が自営業、コンサルタント、大工さん、クリーニング・サービス、Mom & Popビジネス、小売店、インストラクターなどのいわゆるスモール・ビジネスにたずさわっています。

大企業のレイオフや工場閉鎖が相次いでいることから、今後も就業人口が上記のようなスモール・ビジネスないしはホーム・ベースト・ビジネス(自宅からおこなわれるビジネス)に移ってゆくことが予想されます。

自営業(セルフ・エンプロイド)という就業形態が増えるのみならず、その仕事の獲得の仕方、サービスの提供の仕方もどんどん細かくプロジェクト毎に刻まれています。言わば、「マイクロ・プロジェクト」のような様相を呈しているわけです。

その典型として、例えばライブパーソンという会社があります。企業の購買担当者とメーカーを結びつける「C2C市場」を展開するアリババという企業がありますが、ライブパーソンはそのパーソナル・サービス版だと思えば良いでしょう。

そこでは税務サービスや大学の論文を書くときのコーチや心の問題の相談など、あらゆる分野でのエキスパートのサービスをオンラインで見つけ、ネットを通じてサービスを受け、対価が決済されています。一例としてライブパーソンを通じてサービスを提供しているジェイミー・パーカーさんのビデオを観てください。彼女は筋ジストロフィーのために車イスに頼る生活をしていますが、ネットを通じて専門的な技能を提供する仕事をする場面では自分の専門性だけが問題なのであって、外見からくる偏見と闘う必要は無いと言っています。

(なお、アマゾン・ドットコムもメカニカル・タークという知識集約型の役務提供の市場を開設しています。)

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