そんなに元気じゃないと思いますよ、アメリカの消費者は。
僕はサンフランシスコ郊外に住んでいますが今週、ついにガソリン価格が$3に乗せました。ウチの近所はアメリカ全体から見てもとりわけガソリン代が高い地域ですから「特殊だ」という見方もあると思うけど、、、やっぱり$3というのはステッカー・ショックが出る節目の値段だと感じます。
あと住宅ローン金利がするする上昇してしまって、折角、リファイナンスや新規のローンを組もうとした消費者が「予定が狂ってリファイナンスができない、家が買えない」というアネクドータルなエピソードが出始めています。(債券はチョッと歴史的な下げ相場の真っ最中、、、)
それでもって銀行はどんどんクレジットカードの与信枠を削っています。だから消費者のマインドがどんなに高揚していようが、先立つもの(=お金)が無いので消費は増えないと思うのです。
いま売れているのは『アイフォーン』とか『パーム・プリ』など、ごく限られたAffordable luxuryのアイテムのみ。その『プリ』にしても鳴り物入りで迎えた発売初日はベストバイの各店舗に割り当てが5台(?)くらいしかなく、もう開店と同時に売り切れでシラケる場面も。
もともと今回のラリーはベストバイ(BBY)の強気宣言が起点になりました。すると幕引きをするのもベストバイかしら?と僕など思ってしまうのデス。16日がたのしみ。
ネットブックとノートブックの「喰い合い」の話はよく耳にするし、ノートの在庫がダブつきはじめているという噂も耳にする、、、インテルは例によって「底入れ宣言」を繰り返しているけど、すべてはバック・ツー・スクールに向けたプリオーダーが集中する6月にかかっているわけで、どんなに4、5月が良くても6月がペケならインテルはオシマイなのです。Who knows!
ノーストルム(JWN)
ベストバイ(BBY)
インテル(INTC)
アメリカン・イーグル(AEO)
ターゲット(TGT)
台湾セミ(TSM)
いずれも立派ば会社なのですが、、、ごく短期で言えばこのへんは全てショートだと思う。
1 件のコメント:
振り返れば確かにCircut City破綻から始まったラリーのように見えますね。
5月の小売売り上げで、電機が増えないのが気がかり。アナログTV終了での駆け込みが弱いわけで、back to schoolセールが気になります。
あれ?ジムのBBY強気、曲げちゃうの??
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