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2009年6月23日火曜日

中国によるコモディティーの「大人買い」は終焉しつつある?








チャートは上から:
エクセル・マリタイム(EXM)ばら積み船
ドライシップス(DRYS)ばら積み船
ダイアナ・シッピング(DSX)ばら積み船
ダナオス(DAC)コンテナ船
です。
どのチャートも「ぎゃっ!」という投資家の悲鳴が聞こえてきそうなおぞましいカタチをしています。
結局のところこのへんのチャートはケープサイズのばら積み船で最近見られた、沖待ちによるスクウィーズが長続きしないと株式市場の参加者が判断しているということではないでしょうか?
これらの銘柄は往々にしてBDI指数に先行します。あと数日もすればエクイティーの投資家が正しいか?それともBDI指数が正しいかの黒白がつくと思います。
若しBDI指数もロールオーバーすれば、中国による「大人買い」は一旦終焉したと考えた方が良いでしょう。
さて、最後のチャートはダナオスです。これだけはばら積み船ではなくコンテナ船です。
マーレスクはじめ世界の海運会社の「下請け」として自分のバランスシートでコンテナ船の資産をキャリーするビジネス・モデルですから「炭鉱のカナリヤ」のように株価は神経質な動きをします。
クレジット市場がホッと一段落し、投資家の焦点が資金繰りからコンテナの稼働率に移ろうとしている今、ダナオスが新安値を切ろうとしていることは貿易が相変わらず極度に低迷していることを示唆しているように思います。



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