ニュース証券のメール配信サービスに登録しているのですが、今日、<臨時レポート>ベトナム株式「大きな転換点」と題された興味深いレポートが出ました。
いつもセミナーなでどは皆さんに申し上げていることですけど、ベトナムの最大の問題点は「経済がわるい」ということではありません。「魅力的な企業が、未だ上場されていない」という点なのです。これはベトナム政府が最初から市場経済に移行するにあたって、最初から大きなことをやってズッコケないように優良企業を温存し、「二軍」の会社から優先して上場、取引開始したことが影響しています。
その意味で、今回の一連の優良企業の上場はベトナムのComing out party(社交界デビュー)なのです。
ベトナムには今後引き受け案件は何件も転がっています。だからようやく欧米の投資銀行も注目しはじめています。欧米の投資銀行が引き受け合戦をやらないとアメリカや欧州の機関投資家のマネーは新興国には入ってきません。その意味でこのニュース証券のレポートはたいへん時宜を得ていると感じました。
2 件のコメント:
一流企業の上場、しかもそれなりの適正価格でという条件で、ようやく動き出しましたね。
良いトレンドだと思います。
あとベトナムの証券界に注文をつけるとすれば、オークションなどの変則的なIPO方式ではなく、グローバル・スタンダードであるブックビルディング方式できちんと株を売って欲しいということですね。
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