FTアルファヴィルが中国が過剰な流動性を削ぎ落とし始めたことを指摘しています。
記事中、ロイターの報道を引用して:
過去7か月中断されていた1年物の短期債の売り出しを人民銀行は再開した。
これを受けて短期金利は上昇している。人民銀行の金利政策が引き締めに転じたことが確認された。
この入札自体が発表されたのは水曜日です。FTアルファヴィルは水曜日に6月の中国の銀行貸出の数字が1.53兆人民元という、予想を大幅に上回る数字だったことが報告された直後に政策転換が打ち出されたのだろうとしています。
PS:なおグラフはFTアルファヴィルの記事とは直接関係ないけど、最近のSHIBORの動き。上からオーバーナイト、1WK、1M。
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中国人民銀行(中央銀行)は8日、今年6月の新規貸出額が1兆5300億人民元に拡大したと発表した。5月実績(6600億人民元)の2倍を超え、市場予想(1兆3000億人民元)を大幅に上回る水準。1−6月の累計では7兆3700億人民元に達し、前年同期の3倍に膨らんだ。
新規貸出の急増は金融緩和のスタンスを反映したものだが、◆半期末の査定を控えて実績作りのため故意に増やした、◆融資の引き締めに動く前に駆け込み的に増やした——など、不正常な要因によるものとの見方も少なくない。
こうしたなか、中国国内では早くも引き締めに転じる動きが出ている。中国人民銀行が連日で資金吸収オペを実施しているほか、不動産融資に対する規制強化の観測も浮上。「杭州市に続き、北京市でもセカンドハウス向け住宅ローンの頭金比率(下限)や貸出金利が引き上げられる」と報じられた。また、当局が全国にわたるセカンドハウス向けローンの規制強化を通達するとの見方もある。
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