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2009年7月9日木曜日

ベン・バーナンキFRB議長の再任を巡る不確実性

連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長の任期は来年1月で切れます。
FRB議長は大統領が指名して、上院が承認する必要があります。
問題は上院銀行委員会のクリストファー・ドッド委員長(民主党、コネチカット州選出)も同委員会の上席委員であるリチャード・シェルビー議員(共和党、アラバマ州)もベン・バーナンキ議長の采配に関しては批判的だという点です。
WSJ電子版にはこの問題が大きく取り上げられており、今後、この問題はしばしばウォール街の関係者の口角に上ることと思われます。
因みにウォール街は圧倒的にバーナンキ議長を支持しています。

JPモルガンのエコノミスト、マイケル・フェローリは「バーナンキ議長の指名を巡る不透明感が増すと、市場はそれをインフレ的だと理解する」と指摘しています。その理由は金融政策がポリティサイズ(政治の道具になること)される懸念があるからです。

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