今週号の『バロンズ』の巻頭特集はカリフォルニア州のミュニ・ボンドです。
この記事はカリフォルニア州のミュニに対して、結構、強気です。
僕もカリフォルニアに住んでいる関係上、ネット・セミナーでは「カリフォルニア、大丈夫なの?」という質問を多く受けます。僕としては:
「こっちでは誰も心配していませんよ。」
と有り体に答える以外無いんですね。
なぜカリフォルニアの人は州財政に関してあまり心配していないか?というと、カリフォルニアの州財政には「降れば土砂降り」的なところがあるからです。
つまり景気が良い時はガバガバ税収が入る。
その逆で景気が悪いとき、バブルがはじけたときはメタクソです。(上のグラフを見てください。)
つまりDrama Queenのようにいつも悲劇のヒロインを演じているわけです。そうかと思うと景気が良くなるとイケイケになって、財政が拡大します。それの繰り返しなのです。
だからカリフォルニアの財政の健全性を見る場合は10年とかの単位で長期的な趨勢を見る必要があるんじゃないかな?と感じています。
その意味では人口の流入は増えているし、中国、インド、中東をはじめとした外国との人的、ビジネス上の結びつきも極めて強いです。
シリコンバレーが元気ないという人もいますが、僕はそうは思いません。アップルだって、グーグルだって、ついったーだって、フェイスブックだって、もりもり頑張っているし、バイオの会社もノリノリです。
別の言い方をすればカリフォルニアの長期での成長(Secular growth)はまだまだ頭打ちではないということ。
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