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2009年8月6日木曜日

中国移動(チャイナ・モバイル)の周辺が俄かに慌ただしくなっている

今日、「中国移動がいよいよ本土で公募するのではないか?」という観測が出て、同社株が+7%以上騰がりました。
中国移動はこれまで中国株の中ではどちらかと言えば動きが鈍く、出遅れ感が強かったです。時価総額が大きすぎるので仕掛けにくい、携帯電話業界の再編で競争が激化する、3Gの設備投資負担が嵩むのでは?、、、いろいろな理由をつけて後回しにされてきたのがこの株です。
しかし中国の携帯普及率は新興国の中でも決して高いほうではなく(約50%)、将来の成長余地はまだまだ大きいです。しかも財務的にはこれからがスケール・メリットが出る局面ですのでキャッシュフローの数字もピカピカです。
強いて言えばinstitutional money、つまり機関投資家のポートフォリオの組み換えのような、巨額のお金が動かないことにはなかなか株価が動きにくいということがあると思います。今回の世界的な新興国のラリーでは、中国に限らず、携帯電話会社の株は世界的に出遅れました。しかしこのところ他国の携帯関連株は値を飛ばす携帯電話株が相次いでおり、いよいよ時価総額で最大であるチャイナ・モバイルに物色の矛先が回ってくる順番なのかもしれません。



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