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2009年8月8日土曜日

第2四半期決算 ここまでの総括 ガイダンス

ビスポークに興味深いグラフが載っていたので転載します。
これは決算発表の際のガイダンス(=つまり会社側予想)が上方修正(緑)されたか、下方修正(赤)されたかの比率を示したものです。

これまでのところ今第2四半期の決算発表では全体の8.4%の企業がガイダンスを上方修正しており、下方修正する企業の数を上回っています。

去年の第3四半期ならびに第4四半期を見ると下方修正する企業が続出していたことがわかります。

なお、これは何度も繰り返し書いていることですが、良い決算とは何か?を僕なりに定義すると:

1.売上高がアナリストのコンセンサス予想を上回ること
2.EPSがアナリストのコンセンサス予想を上回ること
3.ガイダンスがアナリストの予想を上回ること

この全てを満たしていて、はじめて良い決算だったと言えると思います。

それでは売上高やEPSのコンセンサスはどのようにして形成されるかと言えば、多くの場合、その前の期の決算発表の際の会社側のガイダンスを手がかりに予想が立てられています。

ガイダンス自体は会社側が示すものですから、1.や2.のコンセンサスを上回るという行為は、或る意味、自分が設定した、無理のない目標を無事達成したことに過ぎないのです。ガイダンスをムリに高く設定することの、会社側にとってのメリットが殆んど無いことを考えると、通常、ガイダンスは保守的に設定されており、達成出来て、当たり前だと言えます。

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