今日入ってきたニュースによるとシティグループが南米支店網のIPOの検討に入った模様です。
シティの南米のフランチャイズは同社の資産ポートフォリオの中でも極めて魅力的な部分であり、CEOのヴィクラム・パンディット自身が「これはシティのクラウン・ジュエル(王冠の宝石)である」とコメントしています。
もともとシティは南米の支店網が充実していたのに加えて、メキシコ最大の銀行、バナメックスを買収して傘下に収めたことで一層強力なフランチャイズになったのです。
先ごろスペインのサンタンデール銀行が行った、サンタンデール・ブラジル(BSBR)のIPOが70億ドルという巨額の調達にもかかわらず成功裡に値決めされたことを当然、シティの幹部は息を詰めて見守っていたことだと思います。
ブラジルはじめ南米の銀行株にとってはまた新株の供給が増えるので、需給関係圧迫要因だと思います。
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