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2009年11月6日金曜日

その後の戦況

先日新興国の株式市場が崩れたとき慌ててスクランブルをかけたわけですけど、その後、マーケットはengulfing patternを繰り返し、取り散らかした展開になりました。今のところ値は保っています。(上のチャートはブラジルETF)
ただこの値動きに不満が無いわけではありません。たとえば中国株ADRの出来高はとても寂しいものがあります。要するに機関投資家は余り積極的に売買に参加していないということ。
出来高的には、やっぱりブラジルがいちばん腰の入った買い物を集めています。
ブラジル市場のPERは12倍で、これは過去10年の平均値に過ぎません。景気サイクル、収益サイクルのロー・ポイントを離脱しようとしているマーケットでこのバリュエーションですから割高とは言えない気がします。
ブラジル市場は過去1カ月にとんでもない大量の募集モノの洗礼を受け、さらに藪から棒の投資税の金縛りに遭いました。それでもどっこい株式市場が出直っているのは、ここへきて発表されつつある第3四半期の決算がぶっちぎりに良いからです。
と、そんな事を考えていたら8月以来ズルズル下がっていた中国の鉄鋼価格もソーサー・ボトムちっくになってきています。バルチック・ドライ指数も出直り基調です。
中国の工業株は買い。その恩恵を蒙るブラジルの素材株も買い。

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