☆ ☆ ☆

2009年11月20日金曜日

ファイブリア(ティッカー:FBR)の取引が始まっています

ブラジルのファイブリア(ティッカー:FBR)は世界最大のパルプのメーカーです。

ファイブリアはヴォトランチン(旧ティッカー:VCP)アラクルーズ(旧ティッカー:ARA)が合併して出来た新しい会社です。

同社は130万ヘクタールの土地を所有しており、その約6割がプランテーションとして既に使用されています。植えられているのはユーカリの木です。ユーカリの木はパルプの生産に極めて適しています。また生育の速度が非常に速く、他の木の半分以下の時間で伐採できるほど大きく生育します。またユーカリの木はコストが安いため、船運賃を加えても中国のパルプの半分程度のコストにしかなりません。従って極めて競争力が強いです。

同社の生産するパルプの半分はティッシュペーパーの原料に使われます。あとは特殊紙とか印刷用紙などです。

ファイブリアは1万5千人を雇用しており7つの最新鋭のパルプ工場を持っています。年産600万トン近いパルプを生産しています。これはライバル企業の2倍以上の規模です。

ヴォトランチンは創業以来91年の歴史を持っており、一方のアラクルーズは43年の歴史を持っています。アラクルーズの方は1992年に最初のブラジル企業としてNYSEにADRをIPOしました。

ファイブリアの株主構成は34.9%がBNDES(ブラジル開発銀行)、29.3%がヴォトランチン・グループに所有されています。残りの35.8%が株式市場に出回っている浮動玉です。

0 件のコメント: