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2009年11月18日水曜日

テクニカル分析 ポタッシ(POT) モンサント(MON)


農業関連の銘柄を二題。
ジョージ・ソロスが米国証券取引委員会に対する大口株式取得報告書(13-F)の中でポタッシ(POT)を100万株近く買い増しした事実を公開しています。
これでソロス・ファンドの持ち株は約300万株になります。
同社株はいわゆる「ハイヤー・ロー」と呼ばれる、だんだん安値を切り上げてゆくチャート・パターンになっています。
しかしここ1年ほどは肥料市場の需給関係が悪く、業績・株価的には出遅れ感が強いです。
目先は夏の高値である$121.08を超えられるかが注目されます。しかしファンダメンタルズは未だ弱いと考えるべきでしょう。
一方、モンサント(MON)は「ラウンドアップ」のブランドで知られる除草剤や遺伝子交換種子を作っている農業関連企業です。
上のポタッシ同様、この銘柄もジョージ・ソロスが最近、買い増したことが報告されています。所謂、出遅れ銘柄でありチャート的には未だ長期の下降トレンドから脱しきれていません。
モンサントもファンダメンタルズ的にはいまひとつ冴えないため、ムードだけで強気になるのは避けたいところです。テクニカルのポイントとしては$79.3のところに日足ベースの200日移動平均線があるということです(上に掲載したチャートは週足)。まずそれを確実に越えられるかを見極めたいと思います。

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