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2009年11月2日月曜日

中国の「引き締めリスク」 FTアルファヴィル


FTアルファヴィルに中国が早晩金融引き締めに転じる必要があることを指摘する記事が出ました。
中国の製造業の生産高はいま急ピッチで回復しており、国内景気が回復していることが確認されました。問題は経済の「たるみ」がどんどんタイトになり、それがいずれインフレに跳ね返ってくるのではないか?という点です。
上の一番目のグラフはスタンダード・チャータード銀行のリサーチをFTアルファビルが引用したものですが、過去(2003年、2007年)にキャパシティーがタイト化した際、中国は先ずリザーブ・リクワイヤメント(RRR)を引き上げることで対応しました。今回は未だRRRには手がつけられていません。
二番目のグラフに移るとマネーサプライ(M1)とCPIにはかなり相関性があることがわかります。今回もM1は急激に伸びていますが、これがいずれCPIの上昇につながるリスクがあるということです。

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