2008年9月13日土曜日
AIGに攻城戦が仕掛けられる
リーマン・ブラザーズ(ティッカー:LEH)は今日も「漂流」を続けていますが、その一方で今度はAIGに空売り筋が群がっています。AIGはリーマン同様、欧州の不動産ポートフォリオが相当痛んでいるに違いないという材料が「突き崩し」を試みるショート・セラー達の着目点になっています。
このほか、メリル(ティッカー:MER)にも再びショートが仕掛けられているし、シティ(ティッカー:C)ももう一度試される場面があると思います。
そんな、こんなで仮にリーマンの幕引きがこの週末に明らかになったとしても、それでギロチン・パーティーが終わると考えるのは早計かも知れません。
辛い9月相場はまだまだ続きます。
(絵の出典はボイジー州立大学のホームページ)
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5 件のコメント:
空売り筋が殺到していることは
何を見れば確認できるのでしょうか?
基本的な質問で申し訳ないです
また空売りが終了したような兆候もわかるものなのでしょうか
いつもは、相場の流れに対する考えが違うことがありましたが、今回は、全く同感です。
絵のセンスもなかなかですね!
好きです。
(^^)
私も、頭の中で、ワルキューレが鳴り響いています!!
10月コツン説が実現した場合、ここに挙げられたC,AIG,MERは反発する銘柄に入っていますか?
リーマンは緊急会合が開かれ問題解決に向けて向けて最終調整に入っているようですね。
こうしてドンドン買収されて企業が減っていくと、何となく、危機が過ぎ去った後に生き残った企業は、以前よりかなり大きな力を持ちそうな気がします。
しかし、AGIは欧州の不動産資産ポートフォリオの痛みが問題になっていると言う事は米国の住宅市場がコツンと来ても、取分け欧州に多くの資産がある金融セクターは厳しいのかな、と言う印象を持ちましたが如何でしょうか?
空売りは多分これじゃないですかね
http://www.nasdaq.com/aspxcontent/shortinterests.aspx?symbol=AIG&selected=AIG
皆さんコメントありがとうございます。
リーマンとかAIGが仮に潰れた場合、それが金融市場に与える影響がどのくらい大きいのかについてはなかなか想像しにくいですね。
昔とちがって、今は様々なデリバティブ商品によってあらゆるウォール街の金融機関同士が横でつながっていますから。
これだけ面白いほどAIGやリーマンやメリルの株を売り崩せるのも、そういうアメリカの金融界全体に影響を及ぼすシステミックなリスクを皆が承知しているからでしょう。
これまではベア・スターンズとかファニーメイ、フレディマックのように米国政府は未然に混乱を防いできました。
「でも一回、助けの手を差し出さずに、倒産させてしまえば、どうなるだろうか?」
ということは金融関係者のあたまの中には必ずあると思うんです。
コンセンサス的には「そんなことしたら、アメリカはアルマゲドンになる!」と考えられています。でも若しアメリカの金融システムが持ち堪えられたら、、、、
その場合は盛大なリバウンドのラリーになるでしょうね。
(僕は、そういう事を見越して今から買えば良いと言っているのではありません。なぜならその戦法は全くの博打ですから。)
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