僕のワイフは今回、ハリケーン・アイクの直撃を受けたテキサス州、ガーヴストンの出身です。
今日(土曜日)は親戚や友人の安否を確認する電話にずっとかかりっきりでした。
もともとガーヴストンは町自体がメキシコ湾にせり出した砂洲の上に建てられた処ですから、こういう大きな台風が来るとひとたまりもありません。台風の上陸するまる一日前から、高波は防波堤を超えて町中が水没するありさま。
じっさい、1900年のハリケーンではガーヴストンは大打撃を受け、それが当時テキサス有数の港町だったガーヴストンが廃れてしまう直接の引き金になったほどです。今回のハリケーンは規模的にはそのとき以来の巨大なものだったそうです。
このガーヴストンはヒューストン・シップ・チャンネルと呼ばれる水道の河口にあり、その水路を内陸のヒューストン方面に遡るとベイタウンをはじめとする米国有数の石油精製基地があります。
今回の台風はこの米国の石油精製業の生命線とも言えるヒューストン・シップ・チャンネルをもろに直撃したわけです。
幸い、この地域の石油精製施設へのダメージは殆ど無かったそうです。
さて、原油価格ですが先週の立会いでWTIが$100を死守した唯一の理由はこのハリケーン・アイクだったわけですから、今週はそのつっかえが無くなり、急落するリスクもあると思います。
2 件のコメント:
人的被害が無ければいいんですが…
月の中で孤独さん
いつもコメントありがとうございます。
仰る通り、被害が軽微だといいのですが、、、
(ウチの親戚は皆OKでした。)
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