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2008年10月6日月曜日

二転三転するワコビア買収劇

日本時間で6日(月曜日)早朝のニュースなのですが、ワコビア(WB)を巡るウエルズ・ファーゴ(WFC)シティ(C)との間の争いがだんだんおかしな方向へ転がり始めています。

FRBがこの喧嘩に割って入り、「ワコビアを2分してはどうか?」と提案しているようです。ウォール・ストリート・ジャーナルの伝えるところでは、シティにワコビアの北東部ならびに中東部を与え、ウエルズにワコビアの南東部ならびにカリフォルニアの支店ならびに証券ブローカレージ部門を買収させる、そんな案が提案されているそうです。

また、シティのもともとの買収提案では政府の補助金が付いていましたが、今夜協議されているワコビア2分割案では補助金は無しになっているそうです。

さらに奇異なのは、この交渉からはワコビアの経営陣は締め出されていて、FRB、ウエルズ、シティの三者が話し合いを進めている点です。

いずれにせよFRBの分割案はウエルズにとっては不利なように思われます。なぜなら南東部とは、つまりフロリダ州の事を指し、フロリダとカリフォルニアは今回の住宅不況にあってもとりわけ不動産価格の下落幅の大きい問題地域だからです。

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