さて、我々がゴールドに投資をしようと考える際、昔と今とでは雲泥の差で今の方が投資しやすくなっています。
それはゴールドETFのような新しい商品によるところが大きいです。
これ自体は歓迎すべきことですが、手軽にゴールドへ投資できるようになったことで昔は代表的なゴールド投資の際の「常套手段」だったやり方が今では廃れてしまっています。
その「常套手段」のひとつが金鉱株(=産金会社)に投資するという方法です。
「ゴールドの値動きに参加したいのなら、ゴールドETFを買えば事が足るさ」
そういう考え方なわけです。
これは実際、その通りだし、僕も普通ならゴールドのETFで済ませます。しかし最近はゴールドETFが余りに「お手軽」で便利なので、逆に金鉱株へ投資するという昔ながらの手法が顧みられず、その結果として金鉱株の方がゴールドETFよりかなり割安になっているのです。
僕の考えではある時点でこの出遅れは一気に縮められると思います。なぜなら産金会社にはオペレーティング・レバレッジ(営業利益がレバレッジ効果を伴って伸びること)があるからです。各社とも未だオペレーティング・レバレッジは本格的にキックインしていません。(=それは去年までインフレで金鉱の操業コストがぐんぐん上昇したことも一因です。)しかしいずれ業績がぐんぐん伸びる局面がくるだろうと見ています。
それではどういう金鉱株が存在するのか?ということですが、代表的なところを挙げると:
バリック・ゴールド(ABX)
ニューモント・マイニング(NEM)
アングロ・ゴールド(AU)
キンロス・ゴールド(KGC)
ゴールドコープ(GG)
DRDゴールド(DROOY)
ゴールド・フィールズ(GFI)
ハーモニー(HMY)
などになります。
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