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キャタピラー(CAT)は世界最大の建設機械のメーカーです。道路建設、林業、鉱山で使う機械、農業機械など幅広い商品ポートフォリオを持っています。財務内容は堅実でキャッシュフローも潤沢です。退職者に対する企業年金の積み立てもちゃんとしており自動車メーカーのような欠損はありません。
建設機械に対する需要はアメリカ、欧州、日本などを中心に減ってきています。新興国はいまのところしっかりです。しかし今後は新興国からの注文も減るでしょう。
一方、鋼板など同社の製品を製造するにあたって必要となる材料費はここへきて値下がりしています。このことからマージンはそれほど悪化しないと見られています。
オバマ新大統領は就任早々景気テコ入れ策を発表すると思いますけど、その際、インフラストラクチャーへの公共投資を増やすことが政策に盛り込まれることはほぼ間違いありません。キャタピラーはその恩恵を蒙る銘柄のひとつであると一般に考えられています。
キャタピラーのコンセンサスEPS予想はこのとろこずいぶん下がりました。(一株当りキャッシュフロー予想は僕の数字です。)
キャタピラーの過去のPERがどのくらいだったかを見ると上から3番目のグラフのようになります。
最後のグラフでキャタピラーの営業マージンは青色の線です。比較的安定していますね。今後は鋼板などの材料費、輸送費が下がるのでそれはプラスに働くと思います。その反面、同社のビジネスは固定比率の高い、損益分岐点の高いビジネスですから不景気でユニット・ボリュームが減ると操業度も悪化し、マージンは悪化する懸念もあります。また株主資本利益率は今後漸減すると考えた方が良いでしょう。
キャタピラーの過去のPERがどのくらいだったかを見ると上から3番目のグラフのようになります。
最後のグラフでキャタピラーの営業マージンは青色の線です。比較的安定していますね。今後は鋼板などの材料費、輸送費が下がるのでそれはプラスに働くと思います。その反面、同社のビジネスは固定比率の高い、損益分岐点の高いビジネスですから不景気でユニット・ボリュームが減ると操業度も悪化し、マージンは悪化する懸念もあります。また株主資本利益率は今後漸減すると考えた方が良いでしょう。
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