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2009年1月25日日曜日

ETF誕生秘話 ②

さて、挽回を図ろうとしたアメリカン取引所は先ずゲーリーのような商品企画のプロ達をスカウトして、次に新製品の開発に乗り出しました。その努力の中から生まれたアメリカで最初のETFは「スパイダー」の愛称で親しまれているSPDR S&P500 デポジタリー・レシート(ティッカー:SPY)です。

SPYはアメリカン取引所商品企画部のネイザン・モーストという人が開発しました。ネイザンはもともと商品取引などの経験を持つ人です。

商品取引ではウエアハウス・レシート(倉庫の引換券)というものがあります。これは倉庫に貯蔵されている大豆などの商品を業者同士が取引するたびにいちいちA社の倉庫からB社の倉庫に移管していたのでは、手間ばかりかかって効率が上がらないから、「この分は俺のだよ」というしるしの荷札だけをやりとりしようという便宜です。

現物をトラックで運ばず、キャッシュと荷札の交換だけで済ます、、、そして最後に本当に現引きして大豆を飼料加工業者などに引き渡す際のみ、倉庫で荷札を提示して、現物をトラックに積んで搬出する、、、

これがウエアハウス・レシートの考え方です。

ETFの仕組みは基本的にこのウエアハウス・レシートの考え方と同じなのです。

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