LDKソーラー(ティッカー:LDK)が昨日引け後、2009年の業績予想を下方修正しました。プリ・マーケットの気配でLDK株は▼15%程度下がっているようです。
同社が業績予想を可能修正した最大の理由は不況で「納品を先延ばしして欲しい」という顧客のリクエストが殺到したからです。
同社の新しい売上ガイダンスは23~25億ドルで、これまでの29~31億ドルより大幅に下がりました。
LDKソーラーはソーラー・パネルの原料であるポリシリコンのメーカーであり、顧客はサンテック(STP)、Qセルズ、カナディアン・ソーラーなど広範に渡っています。従って太陽光発電業界全体の需要を占う意味でLDKは貴重な情報ソースです。
オバマ新大統領が環境問題に熱心であることは誰でも知っていますが、太陽光発電は投資家が期待しているほど予算の割り振りを受けられないと思います。その理由はソーラー・パネルは雇用創造効果が殆んど無いからです。実際、パネル自体は中国をはじめとするアジアで組まれています。この点は予算折衝で議会から突き上げを喰うと思います。その意味ではむしろクリーン・コール(石炭)などの方がウケが良いのではないでしょうか?
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