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2009年2月24日火曜日

ゴールド・コープ(GG)



ゴールド・コープ(ティッカー:GG)はここ数年、最も人気の高かった金鉱株と言えるでしょう。それだけに株価は割高です。
同社はカナダの産金会社で極めてローコストだし、生産量も伸びています。同社が極めてローコストな理由は同社の金山からは銅も同時に産出するからです。銅を売ったお金で金の採掘コストの足しにする、、、そういうソロバンになっているので去年のように銅価格が急騰した局面では採掘コスト面では他社に比べて極めて有利になったのです。(上の1番目のグラフでは銅を売却した益を含んだ、ネットでの採掘コストを示して見ました。)
しかし今年は景気が悪いわけですから銅の価格は急落しています。するとゴールド・コープのネット・ベースでの採掘コストは逆に上昇すると予想されます。僕が同社株に余り強気でないひとつ目の理由がこれです。
同社の主力金山はカナダのレッドレイクです。その他、メキシコ、グアテマラなどに金山を持っています。特にレッドレイクは魅力的な金山だと思います。
さて、ゴールド・コープは2番目のグラフに見られるように割高な水準まで買われて居ます。金価格が上昇することによる利益の伸張率は最も低い部類に入るはずです。今年はどの金鉱株もガンガン成長が出ると思うので、利益成長を売り物にしてきた同社は影が薄くなるはず。

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